Pot眼鏡店の店主

2019年9月11日2 分

妥協ではなく、適切な方向へ

今日は、午後6時までの営業となります。

ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

今日のお客様は、オープンしたばかりの当店を気にしてくださっていたようで、店の前に立ててある看板のショップカードも持ち帰って下さって、ホームページなども見て下さり思い切ってご来店いただいたT様です。

左右の目に度数差があるので、眼鏡屋さんの腕にも差が出やすく、今の言い方だと忖度しがちな目でもあります。

メガネ屋さんが勝手に、違和感が出るから、違和感が出ないように、クレームにならないように度数を緩めようと、お客さんへの確認なしに、度数決定をするのです。

その結果、お客様は見え方に満足してなくて、左右差があるから仕方ないと、あきらめてしまうのです。

T様は観劇の趣味があるのに、今のメガネでは見にくいと残念な様子。

検査をしてみると、ほかにも見にくい理由があったのですが、検査を進めていくとかけ始めに違和感は確実に出ても、今より見やすくなるメガネが出来ました。

お渡しの時も、来店時に説明した通りの違和感を訴えましたが、ここは予想範囲内。

ほとんどのお客様に事前に説明するのですが「違和感の出ないメガネはほとんどありません」と。少しでも楽に見えるように、度数に手心を加えるのですが、お客様にとってはほぼ初めての経験をするわけですから、違和感は出るのです。

妥協ではなく、適切な方向にする時は我慢も必要になります。だからこそお客様にも理解をいただいての度数決定になります。

T様、ダメなときはダメと言ってくださいね。

Pot眼鏡店  鍋島

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